月刊:D・M・O ~音楽解剖室~

2016年10月号 vol.32 第32号「何度も記事にはしているけど改めてSuchmosと言うバンドの凄さをココに記したい」について

本物のグルーヴを呼び覚ませ

2016年10月08日 22:01 by musicman
2016年10月08日 22:01 by musicman

皆さんは最近、どんな音楽を聴いてますか 洋楽を聴いてる人、邦楽を聴いている人 それぞれだと思う

ストレートなロックにハマっている人、J-POPを普通に聴いている人など様々でしょう

そこで、さらに詳しく言うと期待の新人的なニューカマーでオススメはいるだろうか そこを突っ込みたいんだ今回は

「今、この人たちキテるから是非聴いて?」ってバンドや歌手はいますかね どうでしょうか

僕はいます 彼らのことを僕はめちゃくちゃ推します でも、業界人ならどんな人でも推しているんでもっと推している人代表として言いたい

今、Suchmosがマジでヤバい!!!

マジでヤバい・・・ もう、どんな業界人でも推しているからこんな言葉はどこでも聞いたことあるかもしれないけど本当にヤバい

ヤバいヤバい言いまくっているとただただバカな人みたいなんでそろそろ本題に行きたいしそもそも

何がヤバいかってのをこれから書いていく 具体的に書いていく 地下室TIMESやナタリーよりも書きまくるぞい

また他の有名音楽批評サイトに対抗意識を燃やしている僕のことを多めに見てください こういう性格ですので笑

 まぁ、分かりやすくSuchmosと言うバンドの魅力を掘り下げて深く紹介していきたい でも、見やすくまとめて書きます

そもそも、Suchmosと言うバンドはどんなバンドなのかと言うとロックソウルジャズヒップホップからの影響をバンドに落とし込んだ音楽性と高い演奏技術で早くから注目を集め、ジャズやヒップホップの要素はもちろんのこと、日本で育ったがゆえにJ-POPの要素も皮膚感覚として埋め込まれている新たなシティポップブームの火付け役とも言える期待の新星の実力派バンドである フェスも引っ張りだりだ

 

No.1「ヴォーカル・YONCEのフロントマンとしての統率力と独特の洋楽歌唱法」

 

まぁ、参考画像として久保田利伸とLOVE PSYCHEDELICOを載せたのですが何が言いたいかって話なんですが

そして、SuchmosのヴォーカルであるYONCEこと河西洋介もこの二人と同じく共通することがあるんです

それは「独特の洋楽的歌唱法」をカマすヴォーカリストであること 久保田利伸のLA・LA・LA LOVE SONGを聴いたことはあるだろうか

多分、大体の人は耳にしたことがあるだろう 初めて聴いたとき凄い日本語の歌詞を英語っぽく歌う感じませんでした?

何か流れるような・・・流暢に日本語を独特の節をつけて歌い上げるじゃないですか あれですあれ

LOVE PSYCHEDELICOのKumiも最初に声を聴いたときに凄い「洋楽に寄せた寄せた歌い方だなぁ〜」って感じました

つまり、YONCEも同じく凄いこの「洋楽的歌唱法」を用いて歌うヴォーカリストとして頭角を表してきた一人だと思う

そして、バンドを完全に支配している統率力がビンビン伝わる 彼の指示で楽器隊がアンサンブルをキメにきている気がする

ライブ映像を見ると本当にそう思う カッコイイなぁ〜 20代前半でこのセンスは有り得ないよね

 

 

No.2「アシッドジャズとブラックミュージックに影響を受けたファンクでモダンなリズム」

  

もうどんな記事を読んでも必ず「ジャミロクワイの再来」とか「和製ジャミロクワイ」とか書いてあってうんざりしている人も多と

思いますが僕も同意見です だけど、そうとしか言い表せない音楽性なんだよね ジャミロクワイの影響はバリバリ受けているはず

YONCEはジェイソン・ケイのことが大好きに違いない 彼が来ていたアディダスのジャージを同じように着用して振る舞いや

ステージアクションまでも似せてるのは見て分かります サウンドもジャミロやインコグニートが流行ったときのアシッドジャズの

良い素材を混ぜた感じが全身でビリビリきちゃってる そして、ブラックミュージックとしてのカッコ良さをズブズブ入れている

絶対にソウルとかファンクは勉強していて名盤と言う名盤はしっかり聴きこんでいるリズムとグルーヴ感がそこにある

自然とノレちゃうしさ 夜の東京なんかで歩きながら聴いたらハンパないよね MVの主人公になれちゃうよ一瞬で

いやぁ、未だかつてここまでファンキーでモダンでオシャレさを追求し過ぎてクール増し増しになったバンドはこの年齢で出て来なかっただろう

新しいニューカマーとしては条件が良すぎるよね ハンパない・・・ 何度聴いても踊れる


 

No.3「DJと言うパートが確立されていて無駄にされてない」

何が言いたいかと言うとね DJと言うパートがいるバンドって今まで沢山いたわけですね

例えばDragon Ashとかね 海外だとLINKIN PARKとかさ いたのはいたんだけどね

結論から言うとバンドのパートにおけるDJって役割が限られてくるんだよね どーしても他は生楽器でしょ

そのアンサンブルにDJが混ざるって難しいのよ どーしても、最終的にはスクラッチして終わりになっちゃう

やることがあんまりないんだよね だけど、Suchmosは違うんですねぇ〜 そこが凄いんだなぁ

DJがちゃんとパートとして成立してるんだよね 普通のクラブとかでお皿回してるDJってのは色々なテクを披露できる

絶妙にクロスフェードして違和感なく曲を変えたりね だけど、バンドのDJになるとその概念はないんだけどさ

Suchmosも勿論そこまでの要素を盛り込んでるわけじゃないけど 何が違うかと言うとね スクラッチの差し込み方とかが

素晴らしい タイム感が最高だしドラムと同じぐらいリズミカル 跳ねてるよねターンテーブルが

たまーにチュクチュク擦ってるわけじゃない ちゃんとCDJを楽器として扱えてて一瞬で好きになったよね

 

まぁ、こんな感じで本当にクールでスマートなバンドだと思う Suchmosが今の音楽業界のアイコンになるんじゃないかな

そんなことまで思うよ もう、シティポップ旋風を巻き起こしている彼らを誰も止めることは出来ないと思う

散々語ってきましたが久しぶりに良い音楽に出会ったなと染み染み思いましたよ

まぁ、聴いてみるのが早いのよ ジャパニーズファンクの新種到来を聴き逃すな そんな感じでまた会いましょう

 

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