月刊:D・M・O ~音楽解剖室~

2016年06月号 vol.25 第25号は「Weezerについてひたすら書いていく回」について

素晴らしい音楽に出会える奇跡

2016年07月03日 18:39 by musicman
2016年07月03日 18:39 by musicman

最近、凄まじいペースで記事が書けてしまう 異常にHighな精神状態と鬱の波が激しい中ですが自分でも驚くほどネタが思いつく

そして振り返ってみると極端にアーティストの紹介記事が少ないことに気がついた これはイカン

と言うことで何か自分が好きでタイムリーなアーティストはいないものか…と考えていたところ こんな記事になった

Weezerだ 今回フォーカスを当てるのは彼らだ 僕が大好きなバンドでもあり今年のサマソニにも来る!

実は出演する初日には行かず二日目に行くと言う大変失礼な行為に及ぶのだが金銭面で仕方なかった ごめんウィーザー

ちょうどって感じだし洋楽だから尚更記事にするべきではと言うことで色々書いてきます

 

「どんなバンドなの?」

 

まずは世間的にどう思われてるかってとこで、ちょっくらWikiってみたやつを引用してみた

1992年2月14日に結成された、アメリカの4人組オルタナティヴ・ロックバンドである。パワー・ポップブームの火付け役であり、作風は一時期「泣き虫ロック」と評されていた。2011現在はコミカルなパフォーマンスをすることが多い。

こう記述されている まずはジャンルはパワーポップって類になる パワーポップって言うのはポップなメロディライン、力強いギターサウンドが特徴的な

ロックの派生系の一種 デビュー当初はSUM41みたいなアメリカの大学生が聴いてそうな明るいポップパンクをやっていた

だけど、次第に上記の説明にもあるように「泣き虫ロック」へと変貌を遂げる

この泣き虫とはどういう作風を指すのかと言うと彼らの代表作である「Say it's ain't so」を聴いて欲しい

とにかく悲しいのだ 胸が苦しくなるのだ メロディーラインがずるいのだ コード進行が卑怯なんだ

イントロはAm→E→F→C このコードチェンジやばい そして、サビになるといきなりギターは歪みを増していき衝動的になっていく たまらない

泣き虫系のロックになってからパワーポップ感はなくなってしまったがそれで個人的には満足している

Vo&Gtのリヴァース・クオモの歌声も心に響くものがあり、どうしようなく愛おしい それぞれの楽曲の和訳を見ると泣けてしまう


例えば先ほど説明した代表曲のSay it's ain't soから一文を抜粋した

I can't confront you I never could do
That which might hurt you So try and be cool
When I say This way is a water slide away from me that takes you further every day So be cool

あなたに向き合うことができない これからもできないと思う
それであなたを傷つけちゃうかもしれないけど 怒らないでほしい
僕は言ったんだ これじゃまるで僕から水が流れ出てあなたを毎日遠くへ押し流していくみたいだって ねぇ冷静になってよ

素晴らしい詩だと思うのは僕だけじゃないはずだよね こんなリリックが書けるようになりたいよ


日本に縁がある感じのバンド」

J-POPパンクカバーの第一人者のスコットマーフィーとバンドを組んで日本語の曲を作ったり、そもそも奥さんが日本人だったりと、何かと日本との縁がある人 凄いよね 奥さん日本人のミュージシャン、ポールギルバードしか知らないや

ちなみに日本人好きそうな好みになりそうな〜って感じは楽曲からもビンビン伝わって来る

例えば300万枚以上のセールスを誇ったデビューアルバムWeezer(Blue Album)のリードシングルでもある

Buddy Hollyなんかは明るし思わずノッてしまうポップパンク的楽曲 全然泣き虫じゃないんだぜ?

こんなしっとり系じゃない楽曲もちゃんとあってヒットさせてるのは日本的感性があるのかもね

 

「是非、ウィーザー信者になってくれないか」

もう全てが出来すぎたバンドじゃないか? アメリカのバンドにしては繊細するぎるしさ どーなのマジ

絶妙なところに差し込んでくるマイナーコードとか歌詞の切なさ爆発してるところとかさ 苦しいよ

このバンドに出会えて良かった サマソニ来るから見てください 僕の分も

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